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「Append TS2FN」のダウンロード・使い方を解説:ファイル名にタイムスタンプを追加・編集できるリネームソフトウェア

Append TS2FNは、ファイル名にタイムスタンプを追加や差し替えできるWindows向けの無料ソフトです。

作成日時、更新日時、アクセス日時などの情報を選び、任意の形式で設定できるため、ファイル整理が簡単に行えます。

インストール不要で、ダウンロード後の解凍と実行だけで使える点も魅力です。

ソフトウェアの概要

基本情報

ソフトウェアの説明

「Append TS2FN」は、ファイル名にファイルのタイムスタンプ(作成日時、更新日時、アクセス日時、Exif撮影日時)を追加または差し替えることができる無料のリネームソフトです。

シンプルな操作性で、複雑なファイル名の変更作業を効率良く行うことができ、ユーザーが好きな書式に合わせたカスタマイズが可能です。

ファイル名へのタイムスタンプの挿入により、ファイルの作成・更新日時が一目で確認できるため、整理や管理の面でも便利です。

対応OSとバージョン情報

「Append TS2FN」は、Windows XP、Vista、7、8、8.1、10に対応しており、多くのユーザーが利用できるようになっています。

バージョン情報はリリースごとに改善が施され、最新バージョン1.17は2022年8月25日に公開されています。

なお、動作環境は.NET Framework 3.5以上が必要とされています。

特徴

タイムスタンプの追加・編集機能

本ソフトウェアの最大の特徴は、ファイル名にタイムスタンプを追加・編集できる点です。

・ユーザーの希望に合わせて、必要な日時の項目(年、月、日、時、分、秒)を抽出し書式設定が可能です。

・括弧で囲んだり、ハイフンなどの任意の文字を間に挟むなど、自由度の高いカスタマイズができるため、ファイル名に分かりやすくタイムスタンプ情報が反映されます。

書式設定のカスタマイズ

「Append TS2FN」は、タイムスタンプの書式設定に関して柔軟なカスタマイズが可能です。

・プルダウンメニューで年、月、日、時、分、秒の表示順序を選択できるほか、間に挿入する1文字の連結文字列も設定可能です。

・日付項目数の選択により、例えば「年」だけや「年・月」のみなど、必要な情報だけをファイル名に取り込むことができます。

ドラッグ&ドロップ対応

ユーザーの使い勝手を考え、対象ファイルやフォルダーをドラッグ&ドロップで簡単に追加できる設計となっています。

・ファイルやフォルダーをメイン画面に直接ドラッグ&ドロップするだけで対象として認識されるため、初心者でも操作が容易です。

・また、更新ボタンを利用すると、選択したフォルダー内のファイル一覧が自動で反映され、サブフォルダ内のファイルも選択可能なオプションが用意されています。

ダウンロードとインストール

ダウンロード手順

提供元サイトへのアクセス

「Append TS2FN」のダウンロードは、提供元であるwtrのサイトから行います。

以下の手順に沿ってダウンロードを進めてください。

  1. ブラウザで提供元のサイトにアクセスする。
  2. サイト内にある「ダウンロード」ボタンやリンクを探す。
  3. ダウンロードページに移動し、最新バージョン(例:1.17)の情報を確認する。

ダウンロードファイルの確認

ダウンロードするファイルは圧縮形式(例:AppendTS2FN117.zip)になっているため、以下の手順で確認してください。

  1. ダウンロード完了後、ファイルの保存場所を確認する。
  2. 圧縮ファイルのサイズや更新日の情報をチェックし、不具合がないか確認する。
  3. ファイル名に間違いがないことを確認してから、次のステップへ進む。

インストール方法

圧縮ファイルの解凍と実行方法

「Append TS2FN」はインストール不要で利用できるポータブルアプリケーションです。

利用するには、次の手順に沿ってください。

  1. ダウンロードした圧縮ファイル(例:AppendTS2FN117.zip)を右クリックし、解凍ソフトを使って解凍する。
  2. 解凍先のフォルダー内にある「AppendTS2FN.exe」をダブルクリックして実行する。
  3. ソフトウェアが正しく起動するかどうかを確認する。

システム要件の確認

「Append TS2FN」を使用する前に、以下のシステム要件を確認する必要があります。

  1. 対応OSがインストールされているかどうか(Windows XP以降)。
  2. .NET Framework 3.5以上がインストールされているかどうか。
  3. 解凍ソフトウェアが利用できる環境になっているか確認する。

使い方の基本操作

起動後の画面概要

メイン画面の説明

「Append TS2FN」を起動すると、シンプルで見やすいメイン画面が表示されます。

・画面上部には、ファイル名の変換結果が予め反映されるプレビュー部分があり、背景色が青色と赤色で表示されることで、変換後ファイル名とタイムスタンプ部分の区別が視認しやすくなっています。

・また、ツールバーにはフォルダ選択や反映実行ボタンなど主要な操作ボタンが配置され、直感的な操作が可能です。

ファイル選択方法(フォルダー指定/ドラッグ&ドロップ)

いくつかの方法で対象ファイルやフォルダーを選択することができます。

ファイル選択の手順は以下のとおりです。

  1. 「フォルダー」項目横の「…」ボタンをクリックし、任意のフォルダーを選択する。
  2. フォルダー内のファイル一覧を更新ボタンで反映させる。
  3. また、手動でファイルやフォルダーを直接メイン画面にドラッグ&ドロップする方法も利用できる。
  4. 必要に応じて、特定のファイルのみ選択するために、表示された一覧のチェックボックスを操作する。

書式設定の操作

オプションメニューからの書式設定アクセス

ファイル名に反映するタイムスタンプの書式を変更したい場合、メニューバーから書式設定画面に移動する必要があります。

  1. メニューバー上にある「オプション」をクリックする。
  2. 表示されるメニュー内から「書式設定」を選択する。
  3. 書式設定画面が表示され、各種オプションを自由に変更できる状態になる。

タイムスタンプ書式のカスタマイズ

書式設定画面では、以下の手順でタイムスタンプの表示形式をカスタマイズできます。

  1. サンプル表示エリアを確認しながら、追加するタイムスタンプの項目(作成日時、更新日時など)を選択する。
  2. 括弧の有無や、連結文字列(例:ハイフン)を指定し、書式の調整を行う。
  3. 日付項目数(例:年のみ、または年・月など)をプルダウンから選択することで、出力内容を柔軟に変更できる。

プレビュー機能の利用方法

書式設定画面に表示されるサンプルプレビューを活用することで、リアルタイムに変更内容を確認することができます。

  1. カスタマイズした書式設定は、プレビュー欄に即時に反映される。
  2. 設定内容に納得できたら、「OK」ボタンを選び、設定を確定する。
  3. これにより、実際の変換結果を事前に確認でき、安心して変更を実施できるようになっています。

リネーム実行プロセス

対象ファイルの確認と更新

タイムスタンプを追加または差し替えた後、実際にファイル名を変更する前に対象ファイルの内容を確認します。

  1. メイン画面上部の「更新」ボタンをクリックし、対象ファイルの一覧を更新する。
  2. 表示された一覧で、ファイル名がプレビュー通りに変更されるか確認する。
  3. 不要なファイルが含まれていないか、チェックボックスの状態を見直す。

反映ボタンによるリネーム処理

対象ファイルの確認が完了したら、リネーム作業を実行します。

  1. 変更内容に問題がなければ、画面下部の「反映」ボタンをクリックする。
  2. 表示される確認ウィンドウで、変更を確定するために「OK」ボタンを押す。
  3. ファイル名が更新され、処理が完了すると完了メッセージが表示されるので内容を確認する。

その他の機能とカスタマイズ

表示のカスタマイズ

背景色変更機能の設定方法

「Append TS2FN」では、反映後のファイル名やタイムスタンプ部分の背景色をカスタマイズすることが可能です。

  1. メニューバーの「オプション」から「反映後ファイル名の背景色」または「リネーム対象タイムスタンプの背景色」を選ぶ。
  2. 表示されるカラーパレットから好みの色を選択し、設定を確定する。
  3. 変更後は、メイン画面で選定した背景色が適用され、視認性が向上する。

その他表示オプションの利用

その他、表示に関するオプションもいくつか用意されています。

  1. ファイル一覧内の対象ファイル以外はグレーアウトで表示する設定など、操作性向上のための設定がある。
  2. 必要に応じて、ユーザーの好みに合わせた表示形式に変更することで、より効率的なファイル管理が可能になる。

ファイルフィルタ機能

絞り込みによる対象選択の方法

大量のファイルの中から特定のファイルだけを対象にするため、フィルタ機能が利用できます。

  1. メイン画面の「フィルタ」テキストボックスに任意の文字列を入力する。
  2. 前方一致、後方一致、部分一致、完全一致、またはワイルドカードが選択可能なため、目的に応じた絞り込み設定ができる。
  3. 絞り込んだ結果は、更新ボタンをクリックすることで反映され、対象ファイルだけが一覧に表示される。

フィルタ設定の具体例

具体的なフィルタ設定の例として以下のような使い方ができます。

  1. ファイル名の先頭に特定のプレフィックス(例:IMG_)が付いているファイルを抽出するため、テキストボックスに「IMG_」を入力する。
  2. 特定の拡張子(例:.jpg)のファイルのみ抽出したい場合は、「.jpg」を入力し、部分一致を選択する。
  3. 絞り込み設定の後、該当するファイルのみが一覧に表示されるので、対象外のファイルを容易に識別できる。

トラブルシューティング

操作エラーへの対応

対象ファイル選択時の注意点

操作中に対象ファイルの選択でエラーが発生する場合、以下の点に注意してください。

  1. ドラッグ&ドロップ操作の際、対象となるファイルやフォルダーが正しく選択されているか確認する。
  2. フォルダ選択時、指定したフォルダーにアクセス権があるか、またサブフォルダーも含めた範囲で更新が行われているかを確認する。
  3. 表示されたファイル一覧で、不要なファイルがチェックされていないかの確認も行う。

リネーム実行時のエラー確認

ファイル名のリネーム処理中に予期しないエラーが発生する場合、次の手順で確認してください。

  1. リネーム処理実行前に、変更後のファイル名が正しくプレビューされているかを再確認する。
  2. 処理実行後に表示されるエラーメッセージや完了メッセージを注意深く読み、原因となるファイルがないかチェックする。
  3. 複数のファイルを一度に処理する場合、個別にチェックを外して再実行するなど、段階的に問題箇所を特定する。

バージョンアップと修正情報

既知の問題の修正内容

過去のバージョンでは、特定の操作中にエラーが発生するなどの既知の問題が報告されていました。

  1. 最新バージョンではこれらの不具合が修正され、より安定した動作が確認されている。
  2. 更新履歴やリリースノートを事前に確認することで、現在の利用環境に適したバージョンを選定できる。

動作環境の変更点の確認

動作環境に関しては、バージョンアップに伴い変更が加えられる場合があります。

  1. 以前の.NET Framework 2.0以上から、現在は.NET Framework 3.5以上が必要となる場合があるので、事前に環境のアップデートを行う必要がある。
  2. また、対応OSのバージョンが明記されているため、自身のOSが対象になっているかを利用前に確認することが望ましい。

まとめ

本記事では、Append TS2FNの基本的な特徴や動作環境、ダウンロードから実行方法、使い方の操作手順について詳しく解説しました。

ファイル名にタイムスタンプを追加・編集する機能や、ユーザーに合わせた書式設定、ドラッグ&ドロップ操作、ファイルフィルタ機能など、日常のファイル管理が効率化できるポイントを理解できる内容です。

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