「Advanced Renamer」のダウンロード・使い方を解説:Windows向けファイル名一括変更リネームソフトウェア
Advanced Renamer は、Windows向けのファイル名一括変更ソフトです。
連番の追加や文字の置換、除去など、豊富なリネーム機能が搭載されており、複数のファイルやフォルダー名を効率的に変更できます。
直感的な操作が可能で、誤操作時には元に戻す機能もあるため、初めての方でも安心して利用できる点が魅力です。
ダウンロードとインストール
公式サイトからのダウンロード
ダウンロードページへのアクセス方法
Advanced Renamerの公式サイトにアクセスし、ホームページ上部またはメニュー内にある「Download」や「ダウンロード」リンクをクリックします。
以下の手順でアクセスできます。
- お好みのウェブブラウザを起動します。
- アドレスバーに「https://www.advancedrenamer.com」と入力してサイトへ移動します。
- トップページから「Download」または「ダウンロード」セクションを選択します。
ファイル種類の確認
公式サイトでは複数のダウンロードファイルが用意されており、用途に応じて以下の種類が確認できます。
- Installer版:インストール作業を自動で行いたい場合に便利です。
- ポータブル版:USBメモリーなどで持ち運び、インストール不要で利用できる形式です。
- Microsoft Store版:Microsoft Storeから直接ダウンロードして利用する形式です。
Installer版の選択
Installer版は初めて利用するユーザーに適しており、簡単な手順でPCにインストールできます。
公式ダウンロードページの「Download Advanced Renamer 4.08」またはそれに準じた項目内の「Installer」ボタンをクリックしてください。
表示されるダウンロードリンクからセットアップファイル(例:advanced_renamer_setup_4_08.exe)が自動的に保存されます。
ポータブル版のダウンロード
ポータブル版はインストール作業が不要なため、持ち運びや複数のPCでの利用が可能です。
公式サイト内のポータブル版用の「Download now!」ボタンをクリックし、圧縮ファイルをダウンロードしてください。
ダウンロード後、ファイルを解凍することですぐに利用が開始できます。
Microsoft Store版の利用
Microsoft Store版はPC内のMicrosoft Storeから直接ダウンロードできるため、Windows 10以降の環境であれば便利です。
Microsoft Storeを起動し、検索バーに「Advanced Renamer」と入力して該当アプリを選択します。
その後、画面の指示に沿ってダウンロードとインストールを進めます。
セットアップとインストール手順
セットアップファイルの実行方法
ダウンロードしたセットアップファイルを実行するには、以下の手順に従います。
- ダウンロードフォルダーや指定の保存先に移動し、セットアップファイル(例:advanced_renamer_setup_4_08.exe)をダブルクリックします。
- セットアップウィンドウが表示されたら、画面上の「次へ」や「インストール」ボタンをクリックして進めます。
- インストール先やその他の設定が求められる場合は、画面上の指示に沿って選択し、設定を進めます。
言語選択と初期設定
初回起動時に表示される「Select Language(言語選択)」画面で利用する言語を選択できるようになっています。
設定手順は下記のとおりです。
- ソフトウェア起動時に表示される言語選択画面で「Japanese」を選択します。
- 選択後、プログラムのメイン画面が表示され、初期設定が完了します。
- 万が一、初回に言語選択が正しく行われなかった場合は、メニューバーから「Program」→「Settings」を開き、再度「Japanese」を選択してください。なお、設定変更後はソフトウェアの再起動が必要となります。
基本的な使い方
起動後の初期設定
表示言語の変更操作
Advanced Renamer起動後、初回設定画面で表示する言語を選ぶことができます。
すでに起動中の場合でも、メニューバーから「Program」→「Settings」をクリックし、表示言語の項目から「Japanese」を選択すれば、次回以降は日本語で利用できます。
また、言語変更によりインターフェース上の各表示が変更されるため、操作がしやすくなります。
ファイル・フォルダーの追加方法
ドラッグ&ドロップでの追加
ファイルやフォルダーをリストに追加する場合、ドラッグ&ドロップ操作が簡単です。
以下の手順で作業できます。
- Windowsエクスプローラーでリネームしたいファイルやフォルダーを選択します。
- Advanced Renamerのメイン画面上の指定エリアに、選択したファイルやフォルダーをドラッグしてドロップします。
- ファイルリストに追加され、設定画面が表示されます。
メニューバーからの追加手順
ドラッグ&ドロップ以外の方法として、メニューバーから追加する手順も用意されています。
操作は下記のとおりです。
- メニューバーから「Files」または「Folders」を選択します。
- 表示されるウィンドウで、対象のファイルやフォルダーを選択します。
- 選択確認後、リストに追加され、後続のリネーム操作が可能となります。
リネームメソッドの選択と設定
連番の設定と振り直し操作
リネームメソッドの一つとして連番の設定があります。
連番を利用すると、一括リネーム時に番号順でファイル名を振り直すことができます。
操作手順は以下の通りです。
- メイン画面左側の「リネームメソッドの設定」エリアで「新しい名前」や連番に関するオプションを選択します。
- 連番の開始番号、桁数、並び順などの詳細設定をする欄に、適切な値を入力します。
- 必要に応じて、既存の連番をリセットし、新たに振り直す操作を行います。
文字の追加・置換・除去の設定
Advanced Renamerでは、ファイル名の一部を編集するための機能が充実しています。
具体的な操作手順は次の通りです。
- 「リネームメソッドの設定」エリアから「追加」「置換」「除去」などのメソッドを選択します。
- 各メソッドの設定画面で、追加する文字、置換前の文字および置換後の文字、除去する文字数や開始位置などを入力します。
- プレビュー画面で変更後のファイル名が表示されるので、問題がなければ次の手順に進みます。
ID3/MP3タグやGPS情報の利用
音楽や写真など、特定のメタデータを含むファイルは、ID3/MP3タグやGPS情報を利用してリネームすることが可能です。
手順は以下の通りです。
- メイン画面の左側にある「リネームメソッドの設定」から、ID3/MP3タグやGPS情報用の項目を選択します。
- 音楽ファイルの場合は、ID3/MP3タグ情報(曲名やアーティスト名)を、写真の場合はGPS情報(撮影場所や都道府県名)を利用してファイル名に反映させます。
- 必要に応じて、デフォルトタグやカスタムタグを組み合わせ、最終的なファイル名のプレビューを確認します。
リネーム実行と確認
バッチ処理の開始手順
ファイル名の一括リネームを行う際は、バッチ処理で実行します。
操作手順は以下のとおりです。
- 全てのリネーム設定が完了したら、画面右上にある「Start batch」ボタンをクリックします。
- 表示される「リネームを開始」画面で、実行内容を確認します。
- 設定内容に問題がなければ、「実行」ボタンをクリックし、リネーム処理を開始します。
実行結果の確認方法
リネーム処理が完了すると、画面に進捗状況や結果が表示されます。
確認手順は下記の通りです。
- インジケーターが最後まで進むと、処理が終了したことが分かります。
- ファイルリスト上で、各ファイル名が意図した通りに変更されているか確認します。
- 画面右上の「×」ボタンをクリックして、進捗ウィンドウを閉じます。
リネームの元に戻す機能
Undo操作の利用手順
Advanced Renamerには、リネームしたファイル名を元に戻す機能が用意されています。
Undo操作の基本的な手順は以下の通りです。
- メイン画面右下に表示される「一括処理を元に戻す」ボタンをクリックします。
- 表示される「元に戻す」画面で、リネームを実行したジョブの一覧が表示されます。
- 最新の操作または元に戻したい特定のジョブを選択し、「Undo」または「元に戻す」操作を実行します。
実行履歴からの復元方法
実行履歴から元に戻す場合、過去のリネーム内容を確認できるので、細かい操作も復元が可能です。
手順は以下の通りです。
- 「元に戻す」画面の左側に表示されている日時またはジョブ名から、復元したい操作を選択します。
- 選択すると、そのリネーム操作の詳細が表示されるので、内容を確認します。
- 画面右下の「リストを元に戻す」ボタンをクリックすれば、選択したリネーム操作が取り消され、元のファイル名に復元されます。
高度な操作
エディターによる直接編集
ファイル名の条件が複雑な場合は、エディターを編集するようにリネームする機能が便利です。
操作方法は下記の通りです。
- メイン画面左側の「リネームメソッドの設定」で「リスト」または「エディター」形式のメソッドを選択します。
- 「入力リスト」ボタンをクリックすると、ファイル名が一覧表示されるエディター画面に移動します。
- 各ファイル名を直接編集し、不要な文字の削除や追加、その他の調整を行います。
- 編集が完了したら、設定内容を保存して、バッチ処理を実行します。
属性およびタイムスタンプ変更の操作
ファイル名だけでなく、属性情報やタイムスタンプの変更が可能です。
操作手順は以下の通りです。
- 「リネームメソッドの設定」から属性やタイムスタンプに関するメソッドを選びます。
- 各項目に表示される設定画面で、変更したい属性(例:隠し属性や読み取り専用)や日時情報(作成日時、更新日時など)を入力します。
- テンプレートやデルタ(相対値)の指定を行い、プレビュー画面で更新後の情報を確認します。
- 設定内容に問題がなければ、バッチ処理を実行して、ファイルごとに一括で属性やタイムスタンプの変更を適用します。
まとめ
この記事では、Advanced Renamerの公式サイトからのダウンロード方法や、Installer、ポータブル版、Microsoft Store版の選択肢、セットアップファイルの実行や初回の言語設定などのインストール手順を詳しく解説しています。
また、起動後の初期設定、ファイル・フォルダーの追加方法、連番や文字の追加・置換・除去、ID3/MP3タグやGPS情報を利用したリネーム方法、バッチ処理での実行とその結果の確認、Undo操作による元に戻し、さらにエディターを用いた直接編集や属性・タイムスタンプの変更などの高度な操作方法を理解できる内容となっています。