「3DMark」のダウンロード・使い方を解説:PCの3Dグラフィック性能を測定するベンチマークソフトウェア
3DMarkは、Windows向けに3Dグラフィック性能を測定するベンチマークソフトです。
Steamで手軽にインストールでき、日本語設定も簡単に行えます。
DirectX 11やDirectX 12に対応した各種テストを実行し、PCの性能を定量的に評価できるため、初心者から上級者まで活用しやすいツールです。
3DMarkの概要
3DMarkとは
3DMarkはPCの3Dグラフィック性能を測定するためのベンチマークソフトウェアです。
主にゲーミングPCや高性能グラフィックカードの性能を確認するために利用され、DirectX 12やDirectX 11の各種テストを実施することができます。
基本的な機能だけでなく、異なる用途に合わせた複数のテストモードが用意されているため、ご自身のPCの能力を多角的に評価することが可能です。
主な機能とテスト種類
3DMarkは以下のような機能とテストを提供しています:
- 複数のベンチマークモード
・Time Spy:ゲーミングPC向けのDirectX 12テスト。
新しいAPI機能を活用した高解像度レンダリングを行います。
・Fire Strike:高性能PC向けのDirectX 11テスト。
グラフィックカードの性能を抜本的に評価できます。
・Night Raid:統合グラフィクスシステム用のDirectX 12テスト。
低消費電力プラットフォームや携帯端末に適しています。
・Sky Diver:一般家庭用PC向けのDirectX 11テスト。
標準的な内蔵グラフィックスでのパフォーマンス確認に利用されます。
- 結果画面でのスコア表示
テスト終了後は、各テストのスコアが細かく表示されるため、どの部分が強いか、または改善の余地があるかを確認できます。
- オンラインでのスコア比較
自分のPCのパフォーマンスを他のユーザーと比較できる機能があります。
これにより、同じ機種や構成のPCとの性能差を把握することができます。
対応OSとシステム要件
3DMarkは主にWindows 10およびWindows 11に対応しています。
また、テスト実行には7.45GB以上の空き容量が必要となります。
その他、最新のグラフィックドライバーやDirectX対応環境が求められるため、ご利用される際はシステムのバージョンや環境を事前に確認することをおすすめします。
ダウンロードとインストール方法
Steamのインストール
Steamのダウンロード手順
- ブラウザからSteamの公式ダウンロードページにアクセスします。
- ページ内にある「STEAMをインストール」ボタンをクリックして、セットアップファイル(SteamSetup.exe)をダウンロードします。
- ダウンロードが完了したら、セットアップファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを進めます。
アカウント作成とログイン方法
- インストール完了後、Steamを起動します。
- 初回起動時にアカウントの作成画面が表示されるので、必要な情報を入力し、アカウントを作成します。
- 既にアカウントをお持ちの場合は、ログイン画面にてユーザー名とパスワードを入力してログインします。
3DMarkのダウンロードとセットアップ
ダウンロード手順
- Steamアプリ内で3DMarkのページにアクセスします。
- 画面右側に表示される「デモをダウンロード」ボタンまたは「3DMark Basic Edition」のダウンロードボタンをクリックします。
- 表示されるウィンドウで、「はい、Steamはインストールされています。デモをダウンロード」を選択すると、ダウンロードとインストールが開始されます。
ファイルサイズとシステム要件
3DMarkのダウンロードには大容量のファイルが含まれているため、十分な空き容量(7.45GB以上)が必要です。
また、使用環境に応じて最新のグラフィックドライバーやDirectXが要求されるため、予めシステムの仕様を確認しておくとスムーズに進めることができます。
インストール手順の詳細
- Steam内で3DMarkのダウンロードが開始されると、進行状況が表示されます。
- ダウンロードが終了した後、Steamアプリ内で自動的にインストールが完了します。
- デスクトップに作成された3DMark Demoアイコンをクリックすると、アプリケーションが起動します。
- 起動後、初回起動時に必要な設定やアップデートがあれば画面の指示に従って進めます。
使い方の解説
アプリの起動と日本語設定
起動方法と初期画面の確認
- デスクトップに作成された3DMark Demoのアイコンをダブルクリックして、アプリケーションを起動します。
- 起動すると、最初に表示されるメイン画面には、各種テストのアイコンや「実行」ボタンが配置されています。
- 初期画面のレイアウトを確認し、自分が実施したいテストの位置を把握しておきます。
日本語設定の手順
- 初期画面右上にある「Options」をクリックします。
- 表示されたオプション画面で、「Language」項目を探します。
- プルダウンメニューから「日本語」を選択します。
- 設定変更後、画面表記が日本語に切り替わりますので、より分かりやすい表示で使用できます。
ベンチマークテストの実行方法
テスト種類の選択と概要
3DMarkでは以下のテストが選択可能です:
- Time Spy:ゲーミングPC向けのDirectX 12テスト。グラフィックスとCPUの性能を総合的に測定します。
- Fire Strike:高性能ゲーム向けのDirectX 11テスト。高負荷なグラフィック処理を実施します。
- Night Raid:統合グラフィックプロセッサ搭載のPC向けDirectX 12テスト。省電力環境でも実行可能なテストです。
- Sky Diver:家庭用PCや内蔵グラフィックス向けのDirectX 11テスト。標準的なパフォーマンスを計測します。
Time Spyの実行手順
- メイン画面に表示された「実行」ボタンをクリックしてTime Spyを選択します。
- 画面に表示される各テストの項目(グラフィックテスト1、グラフィックテスト2、CPUテスト)を確認します。
- 各項目が順次実行され、終了すると自動的に結果が集計されます。
その他テスト(Fire Strike、Night Raid、Sky Diverなど)
- メイン画面上部またはサイドバーから「ベンチマーク」タブを選択します。
- 下にスクロールすると、Fire Strike、Night Raid、Sky Diverの各テストのアイコンが表示されます。
- 実施したいテストのアイコンをクリックし、表示された画面で「実行」ボタンを押します。
- 各テストは個別に実行され、終了後に結果が表示されます。
実行時の注意点
- テスト実行中は他のアプリケーションを閉じるなど、PCのリソースが集中できる環境を整えます。
- 高負荷がかかるため、長時間のテストを実行する場合は熱対策や電源の安定性に留意してください。
- 一部テストは開始までに準備時間が必要な場合があるので、画面の指示に従って操作を進めます。
テスト結果の確認とスコア比較
結果画面の見方
- テストが終了すると、各テストの項目ごとにスコアが表示される結果画面が登場します。
- グラフィックテストおよびCPUテストのスコアが個別に表示されるので、各項目の数値を確認します。
- 結果画面内でグラフや数値の変動が見やすい形で示されており、どの部分で強みが発揮されているかを判断できます。
オンラインでのスコア比較方法
- 結果画面下部にある「オンラインで結果を比較」ボタンをクリックします。
- クリック後、Webブラウザが起動し、自分のPCのスコアとランクが表示されるページへ移動します。
- 表示されたページでは、同じ構成の他のPCとの比較やランキングが確認できるので、パフォーマンスの位置づけを把握できます。
まとめ
本記事では、PCの3Dグラフィック性能を測定するためのベンチマークソフト「3DMark」の概要と、利用できる各種テストの内容、対応OSやシステム要件について解説しています。
さらに、Steamを利用したダウンロード・インストール手順や、アプリ起動後の日本語設定、各テストの実行方法とスコアの確認・比較方法について、具体的な手順を交えて説明しています。
これにより、3DMarkの導入から使い方まで一通り理解できる内容となっています。